銀閣寺(ぎんかくじ)は、京都市左京区にある臨済宗相国寺派の寺院で相国寺の塔頭です。室町時代後期に栄えた東山文化を代表する建築物と庭園で正式名は慈照寺と言います。足利義政により文明14年(1482)に創建されました。義政は金閣寺を建立した足利義満の孫にあたり、銀閣寺は金閣寺の舎利殿がモデルになったと言われています。銀閣寺と名付けられたのも江戸時代に入ってからで金閣寺に対して銀閣寺と名付けられました。総門から中門までの参道には銀閣寺垣と呼ばれる竹垣と椿の生垣が続いていて、世間の喧噪を消し去るかのような空間を作り出しています。中門をくぐり抜けた先の庭園には「向月台」「銀沙灘」と言われる二つの砂盛があり東山文化の「わび・さび」を感じさせてくれる寺院です。銀閣寺は「古都京都の文化財」の一部として世界遺産に登録されています。
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【所在地】〒606-8402
京都市左京区銀閣寺町2 -
【創建年】延徳2年(1490年)
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【開基】足利義政
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【宗派】臨済宗相国寺派
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【拝観時間】3/1-11/30 8:30~17:00
12/1-2/末日 8:30~16:30
※特別拝観時は時間が異なることもあります -
【拝観料】大人・高校生以上 500円
中・小学生 300円 -
【アクセス】京都市バス 「銀閣寺道」
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【HP】
高さ約1.8m、底部約3mもの砂盛で東山に昇る月の光を庭に反射させ、台座の上に座って月を眺めたとされます。
総門をくぐり抜け右側に折れるとある全長50m程の竹垣と椿の生垣です。